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ニコン双眼鏡アキュロンT11の使用感

ニコンアキュロンT11の記事にアクセスがあるので、使用感を書いてみるよ。

それなりに修理が終わって正常に見ることが出来るようになったことと、
比較できる双眼鏡を手に入れたので、比較して客観的な評価が可能に
なったので、使用感を書く気になったよ。あくまでも一般的な方が使用
する前提であり、双眼鏡マニアのような目線ではないし、そのような眼力
もないので念のため。101.png
比較する機種は「賞月観星プリンス8×42」倍率が同じで、価格もそんな
に変わらないし、ポロプリズム機なので・・・。口径は違うけどね。

まずは一番重視している中心像の鮮明さ、目安は50メートル先の電柱の
表示板の文字や遠方の山から町の道路を通る車のくっきり感で判断している。
こんな感じの縦30センチ足らずの表示板の文字を読んで判断する。
d0171959_14445041.jpg
驚いたことに日中の太陽光下では、鮮明さや透明感ほぼ同等に感じる。
以前ペンタックスAD8×36WPと見比べたが、より鮮明なので、自分の視力が
おかしいのではと疑ったことがあり、使用感を書くことをためらっていたのだが・・・。
しかも24倍までズームできるので、50m先の表示板の文字が簡単に読めてしまう。
ズームするとかなり透明感も落ちるのだが、倍率の威力は凄いものがある。
しかも思った以上に手振れしない。150.png広い会場のコンサートで特定の人物の表情
とかを見たい時や、私にようにカワラタケの傘の状態を確認するには便利だ。
ただし良像範囲は8倍時中心30%程度で、非常に狭い。ズーム時は中心部を使って
見るため中心部重視の設計なのかもしれないが・・・。

次に明るさは、25ミリなので42ミリには当然及ばないが、21ミリのアキュロン
T01と比べるとかなり明るく、日中の使用に不満はない。
夜使用すると、電柱に表示板があることがほぼ見えないが、賞月観星では42ミリ
とトップレベルの透過率で、文字はわからないが表示板があることはすぐ判明する。
それぐらい違うが、コンサート等で使うのなら照明もあるので問題はないだろう。

色の濃さ、肉眼で見た感じとほぼ同じに見える。安い双眼鏡は汚れたガラスを
通してみているような透明感のない暗い色に見えるが、そんなことは無く、
見た目通りで悪くはないのだが、賞月観星で緑や赤の木々の葉をを見るとより鮮や
かに見えて、本当に美しく感じてしまう。20万円クラスの見え味を目指している
というだけあって、全く次元が違う。ツアイスやスワロフスキーと同等の色味
なのだろうから、比較する相手が悪すぎるかな~。

天体観測、夜空の星を見るのには全く適していない。
ズバリ、肉眼で見る空よりも暗く感じるし、何より視野角が狭いことに加え
良像範囲の狭さが災いして、星団・星列を探すのに苦労する。
試しにABK048ペルセウス座2重星団(h-X)周辺の首飾りのような場所を
探してみたのだが、このレベルの星はあまり明るく見えず、かつ良像範囲が
狭いことから、なかなか星団にたどり着かずイライラした。
良く見える範囲が狭いのは、星以外でも物を探すことには不向きで、
目でみつけた物を見るのはいいが、例えば球場の大勢の観客の中から
友人を探すと言うようなことには向いていないと思われる。
唯一天体で月には向いている。賞月観星で満月を見ると明るすぎて
良く見えないが、アキュロンは暗さゆえに丁度の明るさで月を見ることが
出来、ズームを使えばクレーター等もより大きく見えて感動もの。

総評
いい点
明るい場所では中心付近の鮮明さはかなり高く実用上十分。
それなりに軽量なので持ち運びには苦労しない。
ズームしても像質は高く使いようによっては低倍率の高級双眼鏡に勝る。

悪い点
鮮明に見える範囲が狭く、広い範囲を探す用途に向かない。
暗い場所では口径の小ささがネックで星見には適さない。
見掛け視界が狭く、俗に言う「トイレットペーパーの芯で覗いている」、
「井戸の底から覗いている」感じで、長時間見ていたいとは思わない、
いわゆる快適性には欠ける。

まとめ
トップクラスの双眼鏡には当然及ばないが、5千円以下の物と比較すると
かなりよく見える。長い時間ずっと見るには適していないが、チラ見や
決まった対象物の確認等にはそれなりに有効と思われる。
広い場所でのコンサートや広い場所でのスポーツ観戦ではズームの
効果が生かされいいのではないかと思われるが、逆に舞台や狭い会場
でのコンサート等では視界の狭さから、舞台全体が見渡せないと言った
不満が感じられる機種だと思います。














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by ugumaru55 | 2018-10-28 16:52 | 双眼鏡 | Comments(0)

ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理したよ(その4)

ニコンアキュロンT11をオークション購入したけれど、
光軸が狂っていて、まともに見えなかったので、自己
責任で修理をした結果の最終報告です。101.png

このクラスの価格帯の双眼鏡は、保証期間後の修理が郵送費用
を考えると微妙です。購入価格が3千円くらいの価格の双眼鏡なら
買い替えるし、5万円を超えれば修理に出すでしょうが、1万数千円の
本機はどっちつかずで、悩んだ挙句に腹が立ってしまうパターン。145.png133.png

前置きはさておき

前回対物レンズがきちんと固定されてなかったことを発見し、
それを修理して様子を見ていたのだが、その後光軸の狂いは
発生せず、原因は生産時の対物レンズの接着剤の使い方が
悪いことに加えて、イモネジの締め付けが甘い事が原因と
断定した。

最終的に光軸調整については、内視法で上下を合わせた後で
視野の中心部に良像範囲が来るよう左右調整し、更に微調整
で上下左右を調整して、視野中心から上下左右に均等に
両像範囲が来るようにした結果、自分としては満足できる
状態となった。

ここまで微調整するのに、ばらしたり組み立てたりするのは
手間がかかりすぎるので、写真のように本体のプリズム調整ネジ
の部分に穴をあけて、簡単にいつでも調整できるようにした。141.png

d0171959_09553282.jpg
d0171959_09553946.jpg
穴を開けても元々防水仕様ではないので、大勢に影響はなく、
「壊れて使えない・単眼鏡として使用する」よりはましと
思っている。そのうち気が向いたらコーキングでもするかな~。 

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by ugumaru55 | 2018-10-07 10:39 | 双眼鏡 | Comments(0)

ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理したよ(その3)

先日修理したニコン双眼鏡T11がまたまたおかしくなってきた。
右目の視度調整リングをいっぱいまで回しても左右のピントが
合わなくなった。同時に光軸も上下にずれている。132.png
も~、えええ加減にせえよニコン!!!

しばらく放置していたが、アキュロンT11修理のブログを
見て下さっている読者も案外多いので、再度修理に立ち上がることにしました。
こんなマイナーなブログを見に来る方が多いということはよっぽどこの機種は
壊れるということなのかもしれない。

症状を見て考えてみると、対物レンズの位置を前後させれば、ピントが合う
ように思えた。前回までの修理で対物レンズが怪しいと思っていたので早速
ばらしてみることに( ^ω^)・・・。

d0171959_20484173.jpg
これが対物レンズのユニットとピントダイアル。まるで100年くらい前の
カールツァイス テレアターと同じ仕組みじゃないか144.png
カバーで覆われているのであまり気にしていなかったが、ほこりとかも
どんどん侵入しそうで結構危なっかしい感じ。

d0171959_20490913.jpg
とにかく、ばらすことが肝心なので、この写真で対物レンズが上の
端に上がるまでピントダイアルをまわして手前に引き出そうとしたが
ちょっと引っかかって引き出せない、そこで
d0171959_20492592.jpg
こんな感じで外側から指で押し出す感じで取り出した。
d0171959_20494904.jpg
d0171959_21015493.jpg
d0171959_21022060.jpg
大体この3枚の写真で感じをつかんで頂きたい。
d0171959_21041014.jpg
右側が対物レンズの先端部分、溝の中にねじ溝が見えるので
ここが回ることは想像ができた、予想では左の対物レンズを
もう少し前に出せばピントが合うだろうと思っていたので、
軽くひねってみると、そのまま回るじゃないか~~~149.png149.png149.png
そんな馬鹿な~~。135.png135.png135.png
d0171959_21095613.jpg
本来ならこの付け根のイモネジで固定されて簡単に回るはずがない。
また左側はスカスカだったが、右側はゆるみがなかった。
最初に分解したときの状況から、この個体に分解された形跡は無かった
ので、製造段階での締め付けが緩かったのか、もしくは素材の強度等の
問題で緩んできたかのどちらかということになる。141.png141.png141.png

結局対物レンズの位置を何度か前後調整して、プリズム調整を繰り返し
OKの場所で組み上げたが、組み上げるとまたずれている。
これはカバーを組付けた時に対物レンズを押し下げることが原因で
その分を計算してプリズム調整してOKとなった。いっそ本体カバーの
プリズム調整ネジ部分に穴を開けて組み上げた後で調整したいぐらいだ。122.png

d0171959_21273323.jpg
また調子が悪くなった時に簡単にばらせるようにシールは貼らずに組み上げた。
今度調子が悪くなったらいよいよプリズムの留め具等を検証するつもりだが、
さてどうなることやら。119.png

見え味を確認するために風景を眺めてみたが、この双眼鏡を買って
はじめてまともに20倍超の部分がくっきり見えたよ。102.png
以前にも書いたが見え味については通常の使用では十分だと思う。
ズーム式は視野が狭いのが難点だが、それを除けば自分としては及第点。

製品については3千円台で買える安いアキュロンと違い直販で
1万5千円くらいする商品なので、ネジが緩んでいて見えなくなる
ような商品では困ると思います。

アキュロンT11が壊れて困っている良い子のみんな参考にしてね~162.png162.png162.png


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by ugumaru55 | 2018-08-15 21:49 | 双眼鏡 | Comments(0)

ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理したよ(その2)

ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理することになったのだが、
本編は視野の中心部分だけがちゃんと見えればいいという
非常に特殊な使い方を想定した私の価値観だけでやっているので、
いい子は絶対真似しないでね102.png やってみる人は自己責任でね。

修理の参考になったのは、【星を見る道具の工房】主に理論と技術面と
【賞月観星 双眼鏡品質の完全攻略】ズレ幅を簡易に見つける方法の参考
という2つの記事146.png

光軸というものがずれているというのは20年くらい前に買った安い双眼鏡
で経験していたのですぐに見当がついたけど、どうしてそうなっているのか
何が原因なのか分からず、低倍率では普通に見えたのでズーム機構の高倍率
側で不具合が生じているのかなと思っていた。

先に読んだのが【星を見る道具の工房】だったので、平行器という道具が
あればズレの判定が確実にできることが分かったが、値段も高く、自作方法
も解説されていたが、コスト的に双眼鏡の買い替えが安い。これはお手上げだ。134.png

他のネット記事を探していたら【賞月観星 双眼鏡品質の完全攻略】の
内視法というのがあったので試してみると、( ゚Д゚)これは使えるぞ~103.png
縦方向のズレが一発で確認できる。電柱の番号で確認した感覚と一致する。
内視法を使う前は双眼鏡の左右どちらの筒がいけないのか分からなかったが、
倒れこみ角度が多すぎる左が原因とすぐに手に取るように分かる。
しかも8倍でも光軸がおかしいと簡単に判断できる。賞月観星恐るべし。
ということはプリズムで調整できる可能性が高い。

そこでいよいよ分解することに。アキュロンT11の分解記事はないので、
ここは観察と感と思い切りで行くしかない。166.png
まずは写真中央部分の2個のねじ、外からはここしか見えてないのでまず。
d0171959_19563278.jpg
これだけでは空かないので、NIKONと書いたプレートの下にねじがあるはず。
勿体ないけど、転売するつもりはないので強気で小さなマイナスドライバーで
ベリベリっとはがしてその下から現れたねじ4本をはずす。
d0171959_19250899.jpg
倍率を調整するノブに干渉しないように接眼レンズ側を持ち上げて接眼レンズ
側に引っ張るとカバーが外れる。
d0171959_19260563.jpg
ここまでやって構造を見た感じでは、たぶんプリズムの調整ねじがグレーの
カバーの下にあるとしか思えない。カバーをゆっくり倍率を調整するノブの
側から持ち上げる、なんと両面テープでくっついている(・.・;)・・・。
149.pngちゃっちい、思わず声を上げてしまった。149.png
d0171959_19273164.jpg
思った通りカバーの下にプリズムを調整するイモネジが2個あった
ここは【星を見る道具の工房】が非常に役立った<(_ _)>。
このねじは6角棒レンチが必要だが小さすぎて手持ちでははまりそうにない。
ホームセンターに行くことになった。正確なサイズが不明なので感で
ミリサイズの精密7本組セットを購入、結果は1.27ミリサイズでした。
d0171959_19571053.jpg

d0171959_19405638.jpg
写真のねじ穴が上下調整、もう一方が左右調整だったよ。
内視法を使って上下調整はあっさり終了。
左右は分かりにくいので何回も左右に調整して一番しっくり
くるところでなんとかOK.
後は逆の手順で組み上げるだけだよ。ちょっと注意点は
グレーのカバーをはめるときは、倍率を調整するノブを
24倍側にしてないとカバーが真鍮の金物に干渉して閉まらないよ。

何とかめでたく中心付近はしっかりピントが合うようになりました。
プリズムを動かしたことで若干ピント合わせにコツがいるけど、
実用上は問題ないのでこれ以上追求しないことにしました。
感じではピント調整レンズか対物レンズが曲がっているような
気がするのだが( ^ω^)・・・。

参考にさせて頂きました ご両人にはこの場をお借りして
感謝申し上げます。本当にありがとうございました。103.png
















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by ugumaru55 | 2018-04-30 19:52 | 双眼鏡 | Comments(0)

ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理したよ(その1)

コフキサルノコシカケやカワラタケを採取するときに、古い10倍×25ミリの
双眼鏡を使用していたが、もう少し明るくて倍率の高いものが欲しくなった。

山中でキノコを発見しても、そこに行ってみるとキノコが古くて使えない
こともよくあるため、双眼鏡で事前に確認するためだ。
山中では直線距離が100メートルでも、その間に谷があったり、高低差で
40メートルくらいあったりすることはよくあることで、谷を回り込んだり、
険しい坂を登ったり下ったりすると結構体力を消耗する。
深山幽谷で少しでも体力を温存するために、出来るだけ遠くでキノコの
良否を見分けるための手段と言う訳だ。125.png

私が山中で必要な条件は、
①軽いこと・・・水分等を多く持っていたいので。
②明るいこと・・・暗い森の中の場合もあるので。
③倍率が高いこと・・・なるべく遠くから確認し体力温存。
④見た目の中心付近だけでいいので解像度が高いこと・・・
視界は狭くても構わない、双眼鏡で探すということはなく、
確認する為に10秒程度見るだけなので、周辺視界が少々
歪んでいても中心が鮮明なことが肝心。

そこで購入したのがニコン アキュロンT11という8~24倍に
ズームできる双眼鏡、本来ズーム機は壊れやすく、視界が狭く、
暗い場合が多く今まで敬遠してきたのだが、価格コム等の評価
がいいので騙されたつもりでヤフオクで落札したのだが・・・。

まず8倍で見てみると、思った以上に明るくさすがニコンという感じ。
次に24倍にすると・・・(◎_◎;)、目が点じゃなくて視界がダブって
見える149.png149.png149.png 、まるでパセドウ眼症の複視状態。
いくらブログでパセドウ眼症を書いているからってあんまりだ!!!
遠くの電柱の番号で確認すると上下にかなりと左右にも少しずれている。

同日に珍しく同じ機種が3人から出品されており、評価も多くて
悪い評価の少ないものを選んだのだが、結果的には残念なことに。
8~12倍くらいは問題ないようなので、24倍付近は単眼鏡として使う
つもりだった。

本来双眼鏡の修理は素人がやるものではないというのが通説なので、
修理するつもりではなかったのだが、インターネット検索すると
それなりに鋭い方々が( ^ω^)・・・。
どう見てもプロか双眼鏡愛好者のセミプロクラスが書いている。
どうしようかな~。つづく


どうしようかという間に既にバラバラに・・・。
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by ugumaru55 | 2018-04-30 15:03 | 双眼鏡 | Comments(0)

うぐとの日々。


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