急に手が挙がらなくなった件 その1
2019年 06月 15日
先月中旬のこと
夜遅くお風呂に入りシャンプーをしようとしたら
「あれっ?左手が挙がらない」
湯船につかり両手を前に出し「前へならえ」状態にしようとするが
左肩辺りが硬直して手が挙がらない
右手で手伝って左手を挙げてみるものの
じわーっと下に降りてくる
痛みや痺れもない
なのに何故???
もしかしたら脳梗塞
急いで夫に、「見て、見て、手がこんなになる。脳梗塞?」
と、手の挙がらない様子を見せると
「可能性はありそうやな。直ぐに病院に行こう。」
というので、慌てて着替えをし少し遠いが脳梗塞の処置ができる病院へ・・・
病院に着くとすぐさま看護師が血圧や採血、心電図・・・
点滴をし私が湯船の中でしていたように両手を肩の高さくらいまで挙げさせ
目を閉じてキープするのをさせる
やはり左手はじわーっと下がってきて
自分の力ではキープできない
目の動きや色々なことをさせている
さすが救急病院の看護師だとにかくすごい速さでてきぱきと動く
そうこうしてる間に医師がきて
また似たような検査をし「それでは今からCTとMRIを撮りに行きます」と
車椅子に乗せられレントゲン室に・・・
ふと振り向くと車椅子を押してくれているのは医師だと気づき
「先生、私、こんなにピンピンしているのに脳梗塞の疑いがあるのですか?」と聞くと
「はい、症状には個人差があるので可能性はあります」
レントゲン室では2人の技師が
これまたテキパキと準備をしていてすぐにCTとMRIの検査が始まった。
私は目のMRIも何度も撮っているのだが閉所恐怖症の為
必ず最初に、「すみません。私は閉所恐怖症なので狭い所が苦手でして・・・
ちょっと機械を見せてください。」と
頭の部分がドーナッツのように筒抜けになっているかどうかの確認をする
15年くらい前に脳ドッグを受けた時
物凄く狭い筒の中に入り、それがどんどん奥の方に入っていって
目を開けると棺桶の中に入っているようなイメージがあり
心臓がバクバクして失神しそうになった経験があり
それからずっと閉所恐怖症だ。なので、頭のCTやMRIを撮るのはその時以来になっていた。
頭の向こうは筒抜けだし、下半身部分は機械の外に出ている。これなら大丈夫
CTはあっという間だが、MRIは20分くらいかかる
その間動けもしないしずっと考え事をしていた
脳梗塞と診断されたら、2~3週間は入院になるだろう。
その間、愛犬ウグ丸はどうする?私が入院すると必ず何かが起きるというジンクスを思い出す。
母が病気になったり、ウグ丸が誰かに噛みついたり・・・
どうする?????
色々考えているうちに、何だか考えがまとまらないことに気付く
そう。MRIの中はドンドン・カンカン・ダダダダーととにかくうるさい
耳栓をしていてもうるさく感じるくらいの音
考え事ができないではないか
そしてやっと検査が終わったと思いきや
「追加で頚椎のMRIを撮りますので、もう後10分ほど我慢できますか?」と
せっかく機械から出てきたかと思うとまた機会の中に入れられてしまった
10分なんてすぐよと思いながらも
考え事もしづらい
いつの間にかMRIの音に聞き入っていた。
「ガガガガガドンドンドンガガガガガドンドンドン」
あれっ?これ、何かの曲に似てる
そう思っている間にやっと検査が終了した。
また車椅子に乗せられ診察室に向かう。
先生の表情はどうかな?脳梗塞って言われるかな?もし脳梗塞でもまだ2時間も経っていないから
点滴で治療できるはず・・・
さっき撮ったCTやMRI画像を出したパソコンの前で
先生がジーっと見ている。
そして、こちらに向きなおし「脳梗塞ではありませんね頚椎に軽いヘルニアがありますが、
軽い物なので肩からきてるものかもしれませんね。整形外科の方で診てもらって下さい。
それでわからなければ、もう一度脳外科に来てください。まだ画像に現れてない脳梗塞という事もありますので。」
良かったあ\(^o^)/脳梗塞でなくて
帰り道、夫と2人で腕利きの看護師の話や、すばやく点滴をしたのは点滴を確保しておいて
MRIの撮影中に脳梗塞が見つかったら、その場で点滴の中に薬を入れる為だったんだねと
素早い対応に感激した話をしながら帰った。
4時間半以内なら点滴で対応できるんだから、時間との勝負
直ぐに行って良かったね安心したら急にお腹が空きモスバーガーでも食べて帰ろうと寄ってみたが
既に真夜中2時を回っていてお店はクローズ
まっ、いいか脳梗塞ではなかったし
しかし、安心したのもつかの間、次に整形外科でまたもやハラハラ・ドキドキの病気探しの旅が始まる・・・
つづく
by ugumaru55
| 2019-06-15 16:34
| 日々。
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