ニコン双眼鏡アキュロンT11を修理したよ(その3)

先日修理したニコン双眼鏡T11がまたまたおかしくなってきた。
右目の視度調整リングをいっぱいまで回しても左右のピントが
合わなくなった。同時に光軸も上下にずれている。132.png
も~、えええ加減にせえよニコン!!!

しばらく放置していたが、アキュロンT11修理のブログを
見て下さっている読者も案外多いので、再度修理に立ち上がることにしました。
こんなマイナーなブログを見に来る方が多いということはよっぽどこの機種は
壊れるということなのかもしれない。

症状を見て考えてみると、対物レンズの位置を前後させれば、ピントが合う
ように思えた。前回までの修理で対物レンズが怪しいと思っていたので早速
ばらしてみることに( ^ω^)・・・。

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これが対物レンズのユニットとピントダイアル。まるで100年くらい前の
カールツァイス テレアターと同じ仕組みじゃないか144.png
カバーで覆われているのであまり気にしていなかったが、ほこりとかも
どんどん侵入しそうで結構危なっかしい感じ。

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とにかく、ばらすことが肝心なので、この写真で対物レンズが上の
端に上がるまでピントダイアルをまわして手前に引き出そうとしたが
ちょっと引っかかって引き出せない、そこで
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こんな感じで外側から指で押し出す感じで取り出した。
d0171959_20494904.jpg
d0171959_21015493.jpg
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大体この3枚の写真で感じをつかんで頂きたい。
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右側が対物レンズの先端部分、溝の中にねじ溝が見えるので
ここが回ることは想像ができた、予想では左の対物レンズを
もう少し前に出せばピントが合うだろうと思っていたので、
軽くひねってみると、そのまま回るじゃないか~~~149.png149.png149.png
そんな馬鹿な~~。135.png135.png135.png
d0171959_21095613.jpg
本来ならこの付け根のイモネジで固定されて簡単に回るはずがない。
また左側はスカスカだったが、右側はゆるみがなかった。
最初に分解したときの状況から、この個体に分解された形跡は無かった
ので、製造段階での締め付けが緩かったのか、もしくは素材の強度等の
問題で緩んできたかのどちらかということになる。141.png141.png141.png

結局対物レンズの位置を何度か前後調整して、プリズム調整を繰り返し
OKの場所で組み上げたが、組み上げるとまたずれている。
これはカバーを組付けた時に対物レンズを押し下げることが原因で
その分を計算してプリズム調整してOKとなった。いっそ本体カバーの
プリズム調整ネジ部分に穴を開けて組み上げた後で調整したいぐらいだ。122.png

d0171959_21273323.jpg
また調子が悪くなった時に簡単にばらせるようにシールは貼らずに組み上げた。
今度調子が悪くなったらいよいよプリズムの留め具等を検証するつもりだが、
さてどうなることやら。119.png

見え味を確認するために風景を眺めてみたが、この双眼鏡を買って
はじめてまともに20倍超の部分がくっきり見えたよ。102.png
以前にも書いたが見え味については通常の使用では十分だと思う。
ズーム式は視野が狭いのが難点だが、それを除けば自分としては及第点。

製品については3千円台で買える安いアキュロンと違い直販で
1万5千円くらいする商品なので、ネジが緩んでいて見えなくなる
ような商品では困ると思います。

アキュロンT11が壊れて困っている良い子のみんな参考にしてね~162.png162.png162.png


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by ugumaru55 | 2018-08-15 21:49 | 双眼鏡 | Comments(0)

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